イラスト成長記録①
どうも北海道在住・イラストレーターのヨシキと申します。動物専門です。
イラストを描いている人ならみんな悩む、自分の絵柄について語ります。私も自分の絵柄を見つけるためにいろいろと遠回りをしてきました。
目次
絵を描き始めて
人が描けない
絵を描いていこうと決めたとき、まず何を描いたらいいかで悩みました。でもすぐにわかりました。
美少女だ!ってね😏
でも、まぁ美少女が描けないとダメなんじゃないのかと思うのよ。というのも日本でイラストレーターとして活躍している人の大半は、アニメやゲームの美少女を描いています。Twitter(X)でも、可愛い女の子の絵を描いた方が喜ばれます。
まあ見てみて下さい。
チョーへたくそでしょ笑 描けんのですよ。自分が描いた女の子を全然好きになれない苦しさ。そして、こんな下手くそで恥ずかしい。悩みに悩んで人体の教本を買って、人体構造から練習しました。
それでも、もちろん顔の練習してないので上手くはなりませんでした笑
というかもっと下手になってない???笑
描けなさすぎて絶望でした。
誰だよ、私のこと絵が上手いって言ったの
じゃあ顔の練習をしよう!
練習ということで模写を始めました。
うーん、、これであってるのか?
可愛くはないなぁ
ポーズを練習しよう!
でも、まぁ顔は置いといて、女性的な体つきとポーズを描けないとダメか
うーん、、これで絵が上手くなっている気がしない
それに、なんか変態みたいだ
女性の体の構造を考えて何のために描いてるのかわからなくなってきた、、
エロい絵も描いてみよう!
でも、やっぱりエロい絵も描けないとダメだよなぁ、、挑戦してみました
く、くるしい、、全然楽しくない、、
こんなの描いてどうするんだ、、
でも自分は手が苦手だということがわかったぞ!
手の練習をしよう!
あと目も練習だ!
こんな感じで数ヶ月練習が続きました。
よーし、もう前よりは上手く描けるようになってるだろっ
顔を描いてみよう!
おー、最初よりは成長したかなぁ
まだまだ満足できませんが、よしとしましょう。
今のところ、楽しさ1:苦しさ9です。
全然絵を描くのが楽しくない、、
でもまだへこたれないぞ!
模写もしてみよう!
おーっ!けっこう上手くなってる!
自分がいつ成長してるからわからないけど、確実に可愛くなってる!
それからしばらく経ってから、鬼滅の刃が流行っていたので描いてみました。
なかなかどうして
上手いんじゃないの?
でも全然楽しくない笑
やっぱり模写だと楽しくない。上手く描こうとするばかり、自由に描けなくなってました。
一回自由に描いてみます!
いや、犬上手い!自分でも驚き!
豚とヤギもいいと思います。
こういう絵を描いてるときが1番生き生きしてると思う。
ちなみにこの3枚は、タピオカの絵を描いてと言われたので、ささっと描いたやつです。
というわけで人を描くだけでもすごい苦労して、
結局、犬と気持ち悪い絵が1番上手いし、描いていて楽しいということがわかりました。
このときはとっくにiPadは持っていて、デジタルでイラストも描いていましたが、美少女練習はアナログでやってました。というのも、デジタルだと修正が出来すぎて、技術が向上しないと思っていたからです。
また、デジタルで描いていたイラストはもっと別のを描いてたのでそれはこちらで紹介します。
まとめ
というわけでイラスト成長記録①でした。
美少女は難しい!何が美少女なのかもわからなくなってくる。
1番苦しいのは、描き終えた女の子のことが全然好きじゃないということ。
これはなんでか全然わかりません。
次のイラスト成長記録②ではデジタルイラストの成長を記事にします。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
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私がイラストを描く理由
絵は結局自分のため?
どうもイラストレーターのヨシキと申します。
私は北海道在住のイラストレーターです。動物専門のイラストレーターだと自分では思ってます。透明水彩と水性ペンでイラストを描いてます。
デザインフェスタというイベントに参加して壁画を描いたこともありました。たくさんの人が褒めてくれて気分が良かったです笑
今日は、私が絵を描く理由について語ろうと思います。
目次
なぜ絵を描くか
結論
自分らしく生きるため
なんてカッコつけたことを言ってますが、一言でまとめるとこれにつきます。
1.いつから絵を描き始めたか
私が絵を描き始めたのは、たぶん7歳くらいからです。父が絵を描くのが好きで、その影響で真似して描いていました。色鉛筆で、風景画をよく描いていました。
父が教えてくれました。まず山を描いて、地平線を描いて、そこに森を描いて、川を描いて、雲を描く。あとは家とか畑とか、鳥とか好きなものを描けば完成。
教えてもらったあとは、その実際には見たことのない、同じ風景画ばかり描いていました。その時の自分はたぶん、教えられた工程をまもって描けば、子どもの自分でもそれなりの絵が描けていることがとても嬉しかったんだと思います。
地獄の日記
その後は小学生の5年生と6年生の2年間、毎日日記を書かされたときに相当鍛えられました。私はその当時、今と同じく字を書くことを極端に嫌っていたので、文字数を減らすために絵日記にしようという作戦で、毎日ノート1ページに絵を描いて提出していました。ある時は夢に出てきたドラゴンの絵。ある時は全校朝会で話していた校長先生の顔の似顔絵。これはとても似ていたそうで、担任の先生が校長先生に見せてとても褒められた記憶があります。あとは夕飯の絵もたくさん描いてました。
他の友達の日記に興味がなかったので、全く気にしていなかったのですが、一年以上経ってから担任の先生に
「1日1ページじゃなくて良いよ」
と言われて、他の子の日記をチラッと見せてくれました。そこには3行くらいで、
「今日も楽しかったです。今日の夕飯は大好きなハンバーグでした。明日も頑張ります。」
てきなことが書かれていて、唖然としました。
もっと早く言ってくれ!
シンプルに私がバカだったというのもありますが、1日1ページ書かないといけないという謎のプレッシャーに襲われていました。小学生にとってA4のノート1ページは、果てしなく広がる荒野の如く広大で、これを毎日埋めるのは至難の業でした。
3行で良いと知っていたら、迷わず3行でどうでも良いツイートのような日記を書いていました。
先生は私の2ヶ月に1冊という驚異的なペースに驚いていたそうです。
私は変に真面目なところがあったので、しっかり毎日1ページ。文も最低でも3行は書こうと決めて、前日と内容が被らないように、何かネタを探してイラストにして書こうと必死でした。だからいつも書き出すのは夜で、1日を振り返って何があったのかを思い出します。途中眠くなり、テーブルに頭を打ちつけている様子を親に見られて
「もう寝たら?」
と言われ、
「でもまだ日記が…」
ほぼ気合と意地でした。手を抜けない性格でもあり、1時間で書けた日は、結構早く書けたなと思っていました。そんな睡魔と戦いながら書いた日記は、暦のことわりを超えて、10/32に突入して、先生に気づかれることなく10/38くらいまで書いていたこともありました。もはや日記ではなく謎の課題でした。
毎日1ページではなくて良いと知ってからは、あからさまに手を抜きました。案の定、先生から「もう少し書けると良いな」と怒るでもなく注意でもない、上手くモヤっとする感じで言われ、結局その後も絵を混ぜて描いてました。
この日記生活で、絵も上達しましたが、1番は自分がやり切れるんだなという自信が持てたことでした。絵は結局根気勝負です。
2.どんな種類の絵を描くか
IPadProとの出会い
今は動物の絵しか書いていませんが、ここに辿り着くまでには色々な絵を描いてきました。絵をよく書くようになったのはiPadProとの出会いがあったからでした。
今まで落書き程度にしか描いていなかった絵を、しっかり完成まで持っていけるようになりました。ずっと、デジタルで絵を描きたいと思っていて、パソコンやら旧型のiPadやらで描いてはいましたが、あまり上手くいきませんでした。
ずっと憧れていたデジタルのイラスト。社会人になって、やっと、iPadで絵を描ける時代が来ました。そのとき描いた絵です。このときはこういう模様にハマってました。これは細めの友人の似顔絵を描いてあげて、ついでにマッチョとメラメラの実を食べさせてみました。
まだまだ使いこなせていなかったので、色々調べながら挑戦していました。みなさんも経験あるかもしれませんが、「デジタルイラストを描いてます」と言ったときに、「あーデジタルか」という反応されることがあります。当時、私は「デジタルは簡単だからね」というような風潮があるように感じました。
私はデジタルで苦労したので、「デジタルだから簡単」とは絶対に思いません!確かにサイズを変えたり、反転やコピー、レイヤーなんて最強です。そういう便利機能はありますが、使いこなせなければ意味がありません。デジタルで描いている人が、アナログになると失敗できないので緊張するし、逆に、アナログの人がデジタルで書くと、思い通りに描けずにイライラします。
デジタルにもデジタルの難しさがあります。
話がそれてしまいました。
というように、まず自分がどんな絵を描きたいか探すために、色々な絵を描いてきたということです。
色々苦労して今の動物の絵にたどり着きました。
今までの絵の歴史はこちらにまとめました。
3.絵を描くことで何を感じるか
自分が絵を描けると知ってからはとても気分が明るくなりました。私は絵を描くことで、幸せを感じているのかもしれません。
絵を描くことは自分を守ること
社会人になってから仕事を一生懸命がんばりました。朝起きて、仕事をして、ご飯食べて、仕事して、寝て、また起きて仕事。休みの日は買い物したり映画を見る。
ふと、何のために仕事をしているのか分からなくなりました。それでも仕事は続き、無理をしていることに気づかずに、働いていたある日
もう動けなくなっていました。
心が折れるってこういうことなのか、、
自然と涙が出て、体にも力が入りませんでした。何か明確な原因があったわけではありませんが、小さなモヤモヤが蓄積してたんですね。
もうどうしようもないところで、救ってくれたのが絵でした。正確に言うと、絵を描けることに気づけたことが救いでした。
精神的に弱っていたところから、復活できた経緯は長くなってしまうので、また別の記事で書こうと思います。
だから僕にとって絵を描くことは、自分の精神安定のためでもありますね。あのときを思い出せば、今絵を描けることに幸せを感じてます。
4.絵を描くことで何を表現したいか
いろいろな絵を描いていて、ひとつ気づいたことは、自分が結構かわいいもの好きだということです。
かわいいは正義?
※これは性差別的なことではなく、体験談の一部であり、私の考えです。
よく女子高生に限らず、女性が
「かわいい〜!!」
と、叫んでいるところを目にします。これは人や動物に対して「かわいい」というのもありますが、モノとか大きさとか雰囲気、どんなことに対しても「かわいい」はあるそうです。
本か何かで読んだことがあります。女性は本能的に「二つのうちどちらが可愛い?」と聞かれたら、一つを選ぶことができるらしいです。
例えば、「コンセントとネジどっちが可愛い?」と聞けば、女性はどっちかを選べるそうです。個人差はあるだろうし、男性でも適当に選ぶことはできますが、ようは、女性の方が【かわいいセンサー】が敏感で、どのジャンルにも対応できる、ということなんだと思います。
私はこれを聞いて、なんかしっくりくるものがありました。だって、女性は買い物で、家具や家電、靴下みてても「かわいい〜」と言っています。私は申し訳ないけど共感できなかったです。私は、家具や家電は実用性かデザイン性で選びます。そこに【かわいい】かどうかの判断はなかったからです。「かわいい〜!!」と言っている女性を見て、私は「そういうのが好きなんだな」と思っていましたが、そうではないらしいです。ただ【かわいい】だけで好きとは関係ない場合もあるそうです。
「じゃあかわいい〜!って言わなくても良くない?」とも思いましたが、好きか嫌いかではなく、【かわいい】か可愛くないかを判断しているだけなのです。
それは私よりも判断する種類が多いということです。
私は、ハッとしました。私には感性が足りていないのでは!?絵を描く人間として、大事なのは感性です。
それから、「かわいい〜!」と言っているのを聞けば、「どのへんがかわいいの?」と聞いていました。でもこれは、ときどき嫌な顔をされます。
だから、自分も一緒なって「かわいい〜!」と言ってみるようにしました。でも、何かと「かわいい」と言う男なので、女性的だと思われたり、ウザがられたりします。私も「かわいい」と連呼する男は好きではありません。ただ、勉強だと思い実践していました。
すると次第に、他人の【かわいい】も少し理解できるようになりました。また【ブサかわいい】、【キモかわいい】など【かわいい】は混ぜることもできるし応用もきく、奥深い感性です。【かわいい】とはなんなのか、とても難しいですが【かわいい】にも理由があって、それを絵に落とし込めば、たくさんの人に【かわいい】と思ってもらえる絵を描けるんじゃないかと思っています。
私が描きたい絵は、どこかに【かわいい】がある絵なんだと思います。【かわいい】=【好き】ではありませんが、【かわいい】と思ってもらえる、それはつまり好きになってくれるかもしれない絵です。
なにより、私が【かわいい】が好きなんだと思います。
5.絵を描くことでどんな目標や夢を持っているか
私の夢は、自分の絵をたくさんの人に見てもらって、何かのデザインに起用されて、みなさんの手元に届くことが夢です。
これはまだまだ先のはなしで、現実味がありませんが、現在の目標があります。
今の目標はまず、絵を100枚描くことです。そして絵本、もしくは作品集みたいに本にしたいです。
本にしたい
これには理由があります。
イラストレーターの生存戦略みたいな話になるんですが、今後AIイラストの導入もあり、どんどんクリエイターは肩身の狭い思いをしていくでしょう。
そんななか、自分の絵にどんな付加価値をつけるのかが大事になってくると思います。
そこで考えられるのは
1.メイキング動画
これはそのまま、イラストを描いている動画を撮ることで、まずAIイラストではないことの証明と、どれだけ時間と労力をかけているのかを形にできます。
2.ストーリー性
これはイラストにストーリーを持たせるということです。自分で考えたことなので、あまりまとまっていませんが、例えば絵画を買ったときに、その絵の背景とか、どんな思いで書いたのかとか、その絵にまつわる話はその絵の価値を高めることがあります。そして作者は誰なのか。これがほぼ絵の価値のようなものもありますが、これもストーリーなんだと思います。作者の人生が絵に映し出されて、価値が生まれているのではないかと思うのです。
私のようなまだ無名のイラストレーターは、実績がなく名前に価値がありません。
ではどうするか、、それは私を知ってもらう。
そして、絵もただ描くのではなく、どんな思いがその絵に込められているのか、どんなストーリーがあるのか。
絵を見る人も、一つ一つにストーリーがあったら楽しいと思います♪
そのストーリーを知ってもらうために、本という形にすることで、絵もストーリーも見てもらうことができるのではないかと思っています。
そして、その絵や文章に、私が滲み出てくるのではないかと思っているのです。
まとめ
長々と描きましたが、私が絵を描く理由は、自分を守るためです。目標は【かわいい】絵を描いて、私も知ってもらうことです。
ここまで読んでくれた方は、かなりの変人です。自信を持ってください。私もずっと変人と言われてきました。
私のことも文章でだいぶわかったと思います。理屈屋で、めんどくさそうで、頑固そう。肯定します。その通りです。でも、だからこそ絵を描くのです。
こんな私の話を聞いてくれて本当にありがとうございます。
あなたは私の数少ない友人です。
私は主にInstagramで絵を投稿しています。
これからなにとぞよろしくお願いします。
最後まで読んでくれてありがとうございました。